第19回国立病院看護研究学会学術集会

大会長挨拶

大会長 写真

第19回国立病院看護研究学会学術集会 大会長 
佐藤朋子(国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院)

この度、第19回国立病院看護研究学会学術集会を2021年12月11日(土)に開催させていただきます。当初はハイブリッド開催も検討しましたが、COVID-19の状況を鑑みオンラインのみの開催といたしました。

今回の学術集会のテーマは「看護の創造から変革へ ~柔軟な変化への挑戦~」です。多くの国立病院機構病院、国立高度専門医療研究センターでは2020年1月29日の武漢帰国者の受け入れ、COVID-19を含めた全ての患者の受け入れに伴い、それまで当たり前のように行っていた医療・看護の継続が困難であることを体験しました。防護具の着用による人と人との距離の拡大、感染防止策強化に伴う面会制限による家族を含むケアや臨地実習の機会の減少、重症患者ケアのための人員の集中など、未曾有な事態に直面しながらも「患者・家族にとって最も適切な看護」を追求・創造し続け様々な変革に向けての努力を重ねてきました。実際に患者をケアするスタッフや看護管理者、また教育の場での学生や教員など、各々の立場で、今日までの変化に対し柔軟な対応や挑戦を現在も継続されていることと思います。

今回の学術集会では、一人ひとりの看護職がこのような変革の中で挑戦してきた看護実践を振り返るとともに、来るべきポストコロナへの医療・看護・看護教育について模索し共有する機会にしたいと思っています。多くの方のご参加をお待ちしております。

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